正直に言うと、
産後のママがジムに来たとき、
最初に体重の話をすることはほとんどありません。
理由はシンプルで、
体重より先に見たほうがいいところが、はっきりあるからです。
産後の体は「太った」のとは少し違う
トレーナーとして見ていて感じるのは、
産後の体は
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体重が増えた
というより -
体の使い方やバランスが変わった
このケースが圧倒的に多いということ。
体重はそこまで変わっていなくても、
・お腹が前に出て見える
・腰や背中がつらい
・疲れやすい
こういう悩みを持っている方が本当に多いです。
まず見ているのは「姿勢」
産後のママの姿勢を見ると、
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反り腰
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猫背
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肩が前に入っている
このどれか、もしくは全部、ということがほとんど。
赤ちゃんの抱っこや授乳を考えれば、
これはある意味、当然です。
ただ、姿勢が崩れたままだと
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お腹が出やすい
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体がうまく使えない
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頑張っても疲れる
という状態になります。
体重を減らす前に、
姿勢が少し整うだけで見た目が変わる
これは現場で何度も見てきました。
骨盤だけをどうにかしようとしなくていい
「産後=骨盤」
このイメージは強いですが、
実際には骨盤だけが問題なことは少ないです。
骨盤は、
背骨や肋骨、股関節と連動しています。
なので、
骨盤“だけ”を意識しすぎると、
逆に違和感が出ることもあります。
トレーナーとしては、
体全体の動きがスムーズかどうか
そこを見ています。
呼吸が浅いと、体はなかなか変わらない
産後のママは、
自分でも気づかないうちに
呼吸が浅くなっていることが多いです。
呼吸が浅いと、
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お腹に力が入りにくい
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体幹が安定しない
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すぐ疲れる
結果的に、
「運動してるのに変わらない」
という状態になりやすい。
なので、いきなり運動量を増やすより、
ちゃんと息が吐けているか
ここを整えることから始めることもあります。
筋力不足より「使えていない」問題
「筋力が落ちました」と話されることは多いですが、
実際には
筋肉がないというより、うまく使えていないケースがほとんど。
特に、
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お腹
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お尻
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内もも
ここが使えないまま頑張ると、
腰や脚に負担が集中します。
まずは
正しく使える状態に戻す。
そのほうが結果的に、体も変わりやすいです。
体重は「確認するもの」であって「追いかけるものじゃない」
産後の体に対して、
いきなり体重を目標にすると、どうしても無理が出ます。
体が整ってくると、
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動きやすくなる
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疲れにくくなる
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見た目が変わる
そういう変化が先に出て、
体重はあとからついてくることが多いです。
男性トレーナーとして思うこと
産後のママに対して、
「もっと頑張れば」「痩せれば解決」
そう簡単には言えません。
だからこそ、
体重よりも
今の体の状態を正しく見ること
そこを一番大事にしています。